楽天証券での積立投信の楽天カードクレジット決済のポイント還元率のルール変更(2022年9月の買付分から)のお知らせがありました。
変更前: 1%還元
変更後:0.2%還元
え!?今までと比べると80%減
これには株クラ大騒ぎだったよ
様々な方がこの改悪についてまとめてます。
ポイント付与ルールの改悪を受け、SBI証券やマネックス証券に移管を決意された方もいます。
この記事では具体的に将来も含め何ポイント減ることになるのか、移管したほうがよいのか解説します。
楽天証券のキャッシュレス投信積立について
楽天カードクレジット決済のポイント還元率の変更詳細
今までは一律100円につき1ポイント(1%還元)でしたが、変更後はファンドの信託報酬のうち販売会社が受け取る手数料が年率0.4%(税込)以上であればそのまま還元率1%、それ未満であれば500円につき1ポイント(0.2%還元)となります。
信託報酬全体ではなく、対象は販売会社の手数料です。
2022年1月末時点ですが還元率が0.2%となる対象のファンド一覧が楽天証券でまとめられてます。
人気のeMaxis Slimシリーズは元から信託報酬(コスト)が安いことからほぼ対象となってます。
オルカンも0.2%還元になるのかー
楽天レバナスは販売会社の手数料0.4785%やから1%還元対象やな
そうだね、だけど楽天レバナスについてはよく吟味して投資することをおすすめするよ!詳しくは下の記事チェックしてね!
新サービス!楽天キャッシュ決済の開始
楽天カードクレジットでのポイント還元率の変更と合わせて、楽天キャッシュ決済の開始が発表されました。
楽天キャッシュでの積立投資のポイント還元については図の通りで通常時は「楽天カードでのチャージで0.5%還元」です。
キャンペーン適用すると2022年8月買付分~12月買付分は「楽天キャッシュでの決済で0.5%還元」もつくため、通常時の「楽天カードでのチャージで0.5%還元」も合わせて1%還元となり、今までの楽天カードでのクレジット決済の還元率と同じとなります。
ただしキャンペーン後の2023年1月買付分からは0.5%還元となります。
キャッシュレス投信積立のスケジュール
新たに加わる楽天キャッシュ決済と楽天クレジットカード決済をまとめました。
オルカンのような手数料が安いファンドに積立してる人は2023年1月からは楽天クレジットカード決済の積立は0.2%還元、楽天キャッシュ決済に切り替えれば0.5%還元となります。
積み立て方別のポイント数と還元率
具体的にどのような場合だと何ポイントもらえるかまとめました。
SBI証券や他の証券でも上限5万円/月の還元率1.0%で最大500pt獲得の条件が多いため、2022年中はキャンペーンと併用すれば楽天証券のポイント数が圧倒的、2023年以降も手数料0.4%以上のファンド5万円分を楽天カードクレジット決済し500pt獲得、5万円分を楽天キャッシュ決済し250pt獲得と最大で750pt獲得できるため条件次第では楽天証券のほうがよい場合もあります。
楽天証券から乗り換えるべきか?
手に入るポイントの差は?
元々楽天クレジットカード決済で上限5万円/月の投信積立をしていた人が2023年以降、楽天キャッシュ決済に移行した時にどれだけ得られる獲得ポイントが減るかというと、マイナス250pt/月です。
つみたてNISAの最大運用年数20年間で考えると、250pt×12ヶ月×20年=60,000pt少なくなります。
仮にこの250ptで積立投資を20年間するとリターンが年5%の運用であれば計102,758円手に入らなくなる計算になります。
証券会社を乗り換えるべきか?
結論からいうと乗り換えるべきかは人によりますし判断の分かれるところになります。
少なくとも私は今回このルール変更を受けて乗り換えには消極的です。
理由は以下の通りです。
月あたり5万円の積立の場合、250ptの減少ですが乗り換えを考えるには少し差が少ないです。
例えば250円分を他で節約するとか今入ってるサブスクを見直す等で十分ケアできます。
さらにNISA口座を移管する場合、通常の証券口座移管より必要書類が多い、年1回しか不可、
ロールオーバー不可な場合があるなど複雑です。
この手間を考えれば250ptはちょっと少ないですね。
今回は楽天証券でのルール変更ですが、これが移管先の証券会社でも起こらないとは言えません。
基本的にはユーザー数を増やすためにお得なキャンペーンや制度を設けているはずです。
そしてある程度ユーザー数が集まればお得な制度は証券会社側の負担であるため
いずれはどの証券会社も制度の排除やルール悪化をしてゆくと考えます。
上記理由を踏まえた上で乗り換えに積極的な方は「SBI証券」がオススメです。
クレカ積立のカード次第では最大2.0%還元率もあります。
また移管する予定がなくても証券会社を複数持ってれば、いざ本当に乗り換えメリットが出た時に口座開設してる分だけスムーズに移管が可能です。
まだ口座をお持ちでない方はリンクからぜひ口座解説してみて下さい。
まとめ
今回は楽天証券の楽天カードクレジット決済のポイント還元率の変更について解説しました。
ポイントを1ptでも多く入手することも大切ですが、そのために行う証券会社の移管にかかるコストに見合ったリターンがあるか一度考えてみましょう。
- 楽天クレジットカード決済は9月買付分から1%→0.2%になるため8月12日までに楽天キャッシュ決済にし0.5%還元に切り替えよう
6月提供予定の楽天カードクレジット決済から楽天キャッシュ決済への切り替えサービスで設定しておこう
キャンペーンと併用すれば2022年12月までは還元率1% - 2023年1月以降は楽天キャッシュ決済で0.5%還元率に
ファンドの手数料次第では楽天カードクレジット決済で1%だが、オルカンなどは基本0.2%。 - 乗り換え先の証券会社もルール変更する場合もあることは想定しておこう
今回の楽天証券のルール変更と同じような変更も乗り換え先の証券会社ではありえるので
それも踏まえて乗り換え検討しましょう
こういったルール変更は今後もあると思いますがポイントに振り回されず、総合的な判断をしましょう
最後まで読んでいただきありがとうございました
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